家づくりコラム
住宅ローン控除
新築を検討している人はいろんなところで聞いているかもしれませんが、
住宅ローン控除が1%から0.7%に変更する見通しです。
ただ、ここで要注意なのは「必ずしも損をすることではない」ということです。
これは一見損をしているしているように思いますが、
住宅ローン減税は年収や借入金額の状況によって還ってくる金額が変わってくるので
必ずしも損かというと一概には言えません。
それよりも気を付けないといけないことは、「焦って変な家を購入しない」ということです。
ここで言う「変な家」とは「将来的にメンテナンスが膨大に必要になってくる家」を指します。
外壁のメンテナンスは選ぶものや、建物の建て方によって10年程で¥200万ほど
補修費用が発生してしまう場合もあります。
「その地域の気候風土に合った家」を建てれば、最終的には一番コスパが良い家になります。
年末要注意。
年末よくある相談の一つが「給湯器が壊れた」というご相談を毎年何件か頂きます。
ただ、今年の年末はとくに要注意なんです!!
なぜかというと、今年は「給湯器が手に入らない」からです。
様々な要因があげられますが、半導体不足が影響の大きく
全国的にほぼすべての会社が給湯器を求められても
提供出来ない状況が続いています。
給湯器の露出している配管にタオルを巻いてあげるだけでも全然違ってきますので
急に寒くなりそうだ!と事前に分かったときにはぜひお試しください。
天気予報で天気もですが、温度ともにらめっこしてみてもいいかもしれません。
こどもみらい住宅支援事業
地元密着企業としての取組【一宮市SDGsパートナー企業に登録しました!】
性能とは?
最近どこのハウスメーカでも「性能」を一生懸命提案する傾向にあります。
一番分かりやすいところで言うと「高気密・高断熱」等がそれに当たります。
数字は目に見えて比較しやすいので、売る側も買う側も判断材料として分かりやすいのですが、
家においては「数値」が全てではありません。
図面上どれだけ優秀な数値をたたき出しても、建てる土地の状況や使う素材によって、その数値は
大きく変わってきます。例えば同じ図面を使って家を造っても、この世界に同じ地盤は一つもありませんし、
同じ育ち方をする木は1本もないのです。
そして何より家を造るのはどこまでいっても人の手が介入します。
職人の腕次第で数値は簡単に変化していまします。
そして何より、必ずしも、「数値」=「心地良さ」にはなりません。
仮に気密性が非常に高い家だと、空気が動かない分「湿度」も動きません。
日本の様に湿度が高く、なおかつ一家に一台洗濯機があって、毎日お風呂に入る
生活をしている中で高気密・高断熱の家を造り、全てビニールクロス張り、床はシート張りに
してしまうと、あっという間に結露が発生してしまします。
結露が発生するとカビが発生します。
カビが発生すると、気密性が高い分、家に住む人がカビを吸って、それによって喘息や
アトピーといった健康被害にも繋がってきます。
家は「バランス」なのです。「これだけやっておけば良い」というものではありません。
だからこそ、その地域の傾向をしっかり知り、日の入り方、風の向き等も踏まえた上で
「透湿性」のある無垢の木や珪藻土、漆喰、紙などで家を造ることによって、
安心して住める住まい、永く住める住まいが出来るのです。
性能を追い求めるのも大切かもしれませんが、それ以外の事にも目を向けてみてもいいかもしれませんね。